【第43回目】『世の中は甘くない』的発想の落とし穴

こんにちは!ゆっきーです。

 

さて、今回は、『世の中は甘くない』的発想の落とし穴について私の意見を述べてみたいと思います。

たとえば、留学することを誰かに告げたとき、「今から留学してどうするんだ!帰国後の進路は?仕事はどうする?世の中、そんなに甘いもんじゃないぞ!」などと言われた人もいるかもしれませんね。あるいは、留学にかぎらず何かに挑戦しようとしたとき、身近な人から「世の中、そんなに上手くいくものではない!考えが甘いよ」と言われた人もいるのではないでしょうか。

実際、この『世の中は甘くない』という発想は、現代社会において、ひとつの常識と言って良いかもしれません。多くの人が疑いもなく信じていることでしょう。正直申し上げて、私は、この発想自体が正しいとか、間違いだとかを論ずることは意味がないと考えています。どちらにしても、さまざまな実例が存在するからです。

ただ、私は、この発想がときに物事に挑戦しようとする気持ちを削いでしまうことがあると考えているんです。よほどの信念を持ち合わせている人以外は、とくに尊敬する人や自分が挑戦しようとしている世界の先輩などから、「世の中そんなに甘くないよ」などと言われると、『このことに挑戦するなんて、自分の考えが甘いんじゃないか』と思ってしまうのではないでしょうか。しかもそれは、挑戦を諦めるのに十分な言い訳にもなるでしょう。

私は、何かに挑戦しようとするときは、『世の中は甘くない』的発想は、むしろマイナスに作用してしまうと考えています。ダイナミックな行動に移すことができないからです。
これは決して、そのようにアドバイスをする人たちを否定しているのではありません。でも、すでに何かをやり遂げたり、成し遂げたりする人たちは、はじめから、『世の中は甘くない』という発想で物事に挑戦してわけではなかったはずです。「世の中は甘くない!」と考えなかったからこそ、思い切りそれに挑戦でき、その結果、上手くいったのではないのでしょうか。

結果を出した人たちの中には、あまり深刻に考えずに、勢いで始めた人も多くいると思います。そして、何かを成し遂げた後に、その世界の厳しさ、辛さ、たいへんさを知るのだと思います。つまり、それは、 人から教わるものでなく、自分で気づくものなんですね。それに気づくまでは、そんな発想は忘れて、思いっきりぶつかればいいと私は考えています。

人は、自分にそれが出来る可能性があるからこそ、それに挑戦しよう!という意欲や発想が湧くものだと思うのです。

これから留学しようとする人はもちろんのこと、何かに挑戦する人は、『世の中は甘くない!』という発想をひとまず脇に置いておき、「やれる!」と思った自分を信じて、チャレンジしていきましょう!もしかしたら、『世の中は甘くない!』という発想自体が、甘くない現実を自分の周りに作りあげているのかもしれませんよ。

今回は以上です。

ゆっきーでした!