こんにちは!ゆっきーです。
今回は、「海外留学している間に、これだけはしておいてほうがいいこと」
についてです。
これまで数多くの留学生のサポートをしてきた中で、この質問が最も多いと言えるかもしれません。留学は限られた期間ですから、その間最大限の成果を得て帰国したいと留学生誰もが思うはずです。
まず、留学中にしておくといいことは大きく分けると下記の3つです。
一つは、海外のコミュニティに入り、主体的に活動し、そこで周囲に好影響を与えるエピソード作りです。
二つ目は、トラブル克服経験。
三つ目は、語学力を証明できる資格を取得する。
まず、一つ目の海外のコミュニティに入り、主体的に活動し、そこで周囲に好影響を与えるエピソード作りです。
ここで言う海外のコミュニティというのは、たとえば、インターンシップ、ボランティア、アルバイト、スポーツ・文化サークルなどが該当します。留学をしても、意外と現地人の友人を作ることなく帰国してしまう人は多いものです。語学留学などですと、同じ立場である他国籍の学生と友人を作れる人は多いのですが、意外と現地人との交流を持てる人は少ないものです。もちろん、他国籍の学生との交流を持てることは素晴らしいことです。けれどせっかく留学したのですから、その国の知り合いも作りたいですよね。
その状況を払拭するためには、上記のような海外のコミュニティに入るのが一番です。もちろん、現地人との交流は留学生同士との交流に比べ、コミュニケーションをはかる難易度が格段にあがります。なぜなら留学生に容赦のない言語が飛び交うからです。そのため交流のし始めは会話についていくのにたいへんです。しかし徐々に慣れてきます。慣れてくるということは語学力もアップした証拠です。
是非、チャレンジしていただきたいと思います。
また、海外のコミュニティに入る際にもう一つ心がけてもらいたいのは、ただ単にコミュニティに入っていればいいのではなく、そのコミュニティの活動中に、何か気づいたことを自分から提案したり、周囲に働きかけることをお勧めします。そうすることで受け身の姿勢ではなく主体的に関わることになるので、主体性が身に付きます。また自分が主体的に関わったことで周囲に好影響を与えることができたら、感謝され自己重要感が満たされますし、モチベーションがあがります。活動が益々楽しくなるのです。そのチャレンジの結果、自分自身の成長にもつながります。
つまり、海外にコミュニティに入り、主体的に活動することで、「現地人の友人ができる」「主体性が身に付く」「人間的に成長ができる」わけです。そして帰国後に就活する人であれば、その活動を企業にアピールができるのも大きなメリットと言えるでしょう。
留学中にただ「インターンシップをした」、「ボランティアをした」、「アルバイトをした」というだけでは企業に対してアピール力に欠けます。大切なことは、それぞれの活動の中で、自分がいかに主体的に働きかけられたか、周囲の人に好影響を与えたか、です。これを証明できるということは、あなたが言われたことをただこなすタイプの人ではなく、自分で物事を考えて行動できる人、つまり自分で成長できる人だということをアピールできることになります。これらを経験することで、あなたの「行動特性」を企業に強烈にアピールできるでしょう。
それに加えて、上記のような現地での活動記録をブログなどに掲載しておくことをお勧めします。それらを留学中の自分の成長記録として活用できるからです。その記録は留学中のエピソードとして残りますし、自己分析する際にも必ず重宝するはずです。
二つ目のトラブル克服経験とは、海外で生活している以上、何かしらのトラブルに遭遇するでしょう。日本で生活していても起こるのですから。海外では、文化や価値観の違いから生じる人間関係のもつれや事故などもあるかもしれません。もちろん、これらをポジティブに受け入れることは困難なことです。しかし、人はトラブルを克服する過程においてたいへん人間的にも成長できるのです。またトラブルに遭うことで、それを解決しようとその国の言語を必死で使いますから、その結果、語学力もアップします。
また企業面接の際に、留学生によく質問されることがあります。
それは「留学中にどんな苦労がありましたか?それをどのように解決できましたか?」という質問です。
この質問の狙いは、企業がトラブル克服経験を確認することで、その人の「問題解決力」「ストレス耐性」「行動特性」が推測できるわけです。だからといって、積極的にトラブルに遭遇しようとする必要はありません。
普通に生活していてもトラブルに遭遇するものですから、その場面に遭ったときに、次のように考えるようにしましょう。
「このトラブルを克服する過程で、『人間的に成長できる』『語学力がアップする』『面接のときに話のネタになる』と一石二鳥ならぬ、一石三鳥だ!」と。
どうせ同じトラブルに向かうのでれば、嫌々トラブルに対峙するよりも、トラブルのメリットを考え解決に向かったほうがいいですよね。
そして最後に、語学力を証明できる資格等を得て帰国することです。
せっかく海外留学したのですから、やはりその留学先の語学力の証明書は得て帰国したいものです。
語学力の上達度はなかなか実感しづらいものです。感覚的、主観的といえるかもしれません。それを目に見える形の成果物として得るためには語学力の証明書を得ることです。もちろん、語学力評価テストが自分の語学力のすべてを評価できるわけではありませんが、自分が海外で頑張ってきた証が目に見える形で得ることができたらその後の自信につながるでしょう。学生によっては、留学前と帰国直前に受験し、ビフォー、アフターから成長度を測る人もいます。語学上達度を測るという意味では、とても有効な手段と言えるでしょう。
以上、この3つは留学中にしておかれることをお勧めしたいと思います。
次回は、帰国後にやるべきことについてです。
お楽しみに!
ゆっきーでした!