【第33回目】自分の飛躍するサインを見逃すな!

こんにちは。ゆっきーです。

留学中の方からの相談で、しばしばこのような内容があります。
これは留学中に誰もが陥りがちなとても大事なことなので、みなさんにもシェアしておきたいと思います。

「留学してから●か月経過しているのですが、語学力の上達が実感できないのです。もしかしたら、
以前よりも語学力が下がっているのではないかとさえ思えてしまい、モチベーションがあがりません。
どうすればいいのでしょうか?」

 

さて今回は、上記の質問を受けて、『人が飛躍する前の“ある”現象』について、述べたいと思います。
特に留学中に壁にぶち当たってしまったときに参考にしていただきたい内容です。しかもこれは、留学生活以外にも当てはまることですので、ぜひ、繰り返しお読みいただきたいと思います。

私たちの人間の身体は、面白いもので、人生そのものというか、教訓を教えてくれていることってありますよね。

たとえば、『手に掴んだものを離さないと、新しいものが手に入らない』とか、『私達の目はなぜ前についているのか・・・』などなど。私達の身体から、さまざまなことに対して、気づきや教訓を得ることができるものです。
今回の内容も、まさに私たちの身体のしくみから得られる教訓です。

まず、人が飛躍する前に起こりがちな、“ある傾向”ってあるんですね。それは何かというと、現状よりも、
一旦、マイナスになるということです。

もちろん、これはひとつの傾向ですので、すべてに当てはまるとはいえないかもしれませんが、やはり、このことも私達の身体が端的に表してくれているんです。ここで、ちょっと次の動作を想像してみてください。人は飛躍するとき、つまり、ジャンプするときは、人はどんな体勢をとりますか?




一旦、沈みますね。足(膝)を曲げる。つまり、低い体勢になるのです。当然、それはジャンプするために必要な動作であり、反動をつけるためには低い体勢をとる必要があるわけです。 上に行きたいにもかかわらず、一旦身体を沈める必要があるのです。でも、沈むからといって、決してそれはマイナスの動作ではありませんよね。上に行くために、一旦、下がることはむしろ必要な動作です。

実はこのことは、日常生活にも言えることだと私は考えています。つまり、今、精神的に苦労している人や、頑張っているにもかかわらず、自分が以前よりも、むしろマイナス傾向の中にあると思える状況であっても、実は、それは飛躍する前の体勢そのものかもしれないということなんです。その状況が、しんどかったり、たいへんな状況であればあるほど、その後の飛躍もすさまじいものになる可能性があるということです。

できるだけ上にジャンプしようとすればするほど、反動をつけるために、それに合わせて、膝も深く曲げないといけませんよね。つまり、深く沈む必要があるんです。

ところが、このことを知らないと、せっかく飛躍する前兆であるにもかかわらず、以前よりもマイナスになったからといって、そこで諦めてしまうかもしれません。実は、飛躍の状態は、その先にあるのです。

自分自身が一生懸命頑張っているのに、なかなか伸びない、あるいは、むしろマイナスになっているように思うときがあれば、今回の話、『飛躍する前には一旦、下がる傾向がある』ということを、ぜひ、思い出して欲しいと思います。今回は以上です。

ゆっきーでした。