【27回目】「即、行動すること」と「決断の“先延ばし”」

こんにちは!ゆっきーです。

この話はちょっと夢物語だと思って読んでもらえると幸いです(笑)。 人の想いというのは、エネルギーを持っています。そして、この3次元の世界では、そのエネルギーは物質化することで解消されるという経路を辿ります。その物質化したものも、結局は無くなります。この一連の流れを、昔の偉い方は『諸行無常』と言われたわけです。ですから、”想いは実現する”というは、よく言われていることですが、本当のことだと思います。

このように書くと、「想っていることが実現する?そんなに甘いものじゃない。だとしたら、苦労はない!」と想う人もいるでしょう。でも、その人は、その自分の想いの通りを体験しているのですね(笑)つまり、そんなに甘いものじゃないという想いを実生活の中で体験しているはずです。

実は、想いには2種類あります。意識的な想いと無意識的な想いです。想いは実現するというと、多くの人は前者のみを考えますね。それについては、いつか機会があれば触れたいと思います。いずれにしても、このことを厳粛に受け止めてみると、今、現象世界で表れていること、体験していることは、自分が過去に想ったことがただ現象化しているにすぎません。つまり、今、体験していることに捉われることはないということなんです。なぜなら、それらは、過去の想いが現象化されたものであり、いずれは消えていく姿だからです。今、この瞬間に新しい世界が作られてます。未来は今この瞬間に作られているのです。それに気づかないと、今の現象ばかりに心が捉われてしまい、その状態からいつまで経っても抜けられないことになってしまうんですね。

たとえ、どんな状況のときでも、なるべくいいことを想像するようにしたり、できるだけ楽しいことを考えたりする癖をつけましょう。今の想いが未来に現れることなのだから。

では、今回のテーマへ移りたいと思います。

今回は、「即、行動すること」「決断の“先延ばし”」についてです。留学相談を受けていると、自分がなかなか留学する決断ができない状況をネガティブに捉える人がいます。なかなか決断できないことって悪いことなんでしょうか?

みなさんは、どう思われますか?

さまざまな分野の成功者の話や著書を読むと、成功のカギは、『即決断し、行動することが大事だ!』なんて書かれていますね。確かに多くの成功者達は、決断が早く、行動力もあるのは事実だと思います。ですから、前述のようなことを書籍で読んだり、聞いたりすると、決断に時間がかかったり、なかなか行動ができないでいると、そんな自分に対して、ストレスを感じ、敗北感に似た感情を抱いてしまう人もいるものです。

でも、そんな必要はないのですよ。広い世の中、臆病なほど慎重に行動を選び、それで成功している人達も同じようにいるのですから。私は、決断に時間がかかったり、なかなか行動ができないことは、それ自体は、決して、良いも悪いもないと考えています。何でもかんでも『即決断・行動』すれば良いというものではないと思っているのです。たとえば、今、留学するという決断がなかなかできない人に対しては、私は、次のように考えています。

 

『その人にとっては、まだ留学をする時期が来ていないだけ』ですから、そのような人達に対して、『即決断・行動』が成功するための金言とばかりに、できるだけ早く留学することを勧めたり、急かせたりはしないのです。ちなみに、即決断・行動している人達は、大概、『即行動することが良いことだから』という理由よりも、むしろ、気づいたら『行動していた』人達です。

 

今、『留学できない理由』『留学のリスク』ばかりに捉われて、留学することを躊躇し、決断が下せないとしたら、そんなときは、無理に留学する必要はありません。まだ自分には、留学する時期が来ていないと判断するべきでしょう。『即決断・行動しなければ、』という義務的な発想から、焦って留学しないでくださいね。留学するには、ある意味、『覚悟』が必要です。その『覚悟』とは、留学のリスクを負う決意があるかどうかということです。留学のリスクとは、留学することによって、失うかもしれないものや 、 留学しても思うような結果が出せないかもしれないという可能性のことです。「留学したい!」というエモーションが、そのリスクに対する恐怖心を上回るようでしたら問題ないでしょう。その「覚悟」がないうちは、あるいは、リスクばかりが気にかかり、行動を躊躇している人は、留学を『先延ばし』することも、決して悪い決断ではありません。

 

余談ですが、面白いもので、『即決断・行動』神話から心が離れた途端に、もっとも行動的になることもあるのですよ。つまり、すぐに決断しなくていい、ということを理解した途端に、心が楽になり、留学する決心がついた、というようなことです。要するに、『早く決断しなければ…』という心の縛りが解けたので、心のベクトルがニュートラルに戻り、本来の冷静な自分の判断を取り戻すことができたのです。そのため、決断がすんなりできた、なんてこともあるのです。もちろん、そんな場合は、思いっきり留学すればいいと思います。いずれにしても、何事も焦りは禁物です!自然に『即決断・行動』できる人はすればいいし、『先延ばし』してしまう人は、安心して(?!)先延ばしもOKです。どちらが良い悪いはありません。必ず、その人にとって、必要であれば、ベストな時期・タイミングはやってきます。焦らずに、自分の内側の心の声を優先してくださいね。

今回は以上です。次回は、留学生が意外と気にしている、≪留学先のアクセント(訛り)信仰≫について述べたいと思います。

 

では、良い週末を!ゆっきーでした