【第12回】ホームステイ先に当たりハズレはあるのか?

こんにちは!ゆっきーです。

今回は、多くの留学生にとって関心の高い、“ホームステイ”について述べたいと思います。ホームステイ滞在を希望されている方は、ホームステイに関する知識をしっかり持っておきたいものです。事前のホームステイに関する認識不足から生じるトラブルも実際多いからです。

まず、ホームステイといえば、現地の一般家庭に滞在するわけですから、現地生活を垣間見れますし、現地の人との人的交流という面からしてもたいへん有意義な滞在形態といえるでしょう。海外で生活するのであれば、一度は経験してみても良いのではないでしょうか。そんなホームステイに関する質問で多いのは、ズバリこれです!

「ホームステイ先に当たりハズレはあるのでしょうか?」

さぁ、これについてどう思いますか?留学に関心のある方でしたら、誰もが一度は耳にしていることかもしれませんね。

では、私なりの回答を述べたいと思います。このような質問をされる方の“当たりハズレ”が、どのような意味で言われたのかにもよりますが、ホスト先には当たりハズレはあると言えるでしょう。でも、私は、この“当たりハズレ”という言い方よりも、その人に“合うか、合わないか”という見方のほうが、より正確な表現なのではないかと考えているんです。このコラムの読者には、次のことも知っておいて欲しいと思います。

たとえば、Aという留学生、Bという留学生がいます。この留学生たちが同じホスト先に滞在するとしますね。すると、次のような現象があるんです。
留学生Aは、そのホスト先を「当たりのファミリーだ」と思っている。 一方、留学生Bにとっては「ハズレのファミリーだ」という評価をしているケースです。つまり、同じホスト先でも、留学生によっては違う見方をしていることがあるということです。ホームステイはホテル滞在とは違います。人と人ですから、どうしても“相性が合う、合わない”はあるわけです。日本国内でも一緒ですよね?その意味では、“当たりハズレ”があるということです。

実際、このような例は、これまでたくさん見てきましたし、実は、私自身もこれに似た体験をしているのです。私のお世話になったホスト先は、私自身にとっては、とてもよいホスト先でした。ところが、私が帰国後、そのステイ先に、別の日本人留学生が滞在したのです。そして、その日本人留学生にホストについて聞く機会があり、尋ねたら、「このホスト先は私には合いません・・・」と意外なことを言われてしまったのです。そのときしみじみ、人によって感じ方が違うものだなぁと思ったものでした。

ですから、一つのホスト先に対して、「当たりハズレ」を決め付けることはできませんし、留学生によっても、ホスト先に対する印象が異なるということは認識しておきたいものです。実際、私が手配した留学生のケースの例でいえば、ホームステイ先とうまが合わずに、ホスト先を変更したという留学生は、全体の2~3%いるか、いないかでした。つまり、100人いたら、2人か3人くらいです。もちろん、ホスト先と合わないにもかかわらず、我慢して変更しなかった留学生もいるかもしれませんが、そんな割合です。ですから、それほど心配することはないと思います。自分がどのようにホスト先の方と接するかで、また状況が変わるものです。そのあたりもまた述べたいと思います。

 

さて、ここで、留学生側があまり聞くことができない現場の裏話をこっそりとお話しましょう(笑)。

 

留学生はホスト先に対して、「当たりハズレ」があると思っていますね。実は、ホスト先も留学生に対して、こんなことを思っているのです。「留学生に当たりハズレがある」と!

 

要するに、立場は違えど、思っていること、感じていることは一緒だということです。 こんなことを知っておくのも

悪くないかもしれません(笑)。 当たり前のことですが、彼らも同じ人間だということです。

では、次回は、これもホームステイに関する質問でわりと多いのですが、「ホスト先はお金目当てだと聞いているが、それは本当か?」という疑問にお答えしたいと思います。お楽しみに!

ゆっきーでした!