【第10回】これを知らずに留学すると恥をかく!

こんにちは。ゆっきーです。

一つお知らせがあります!
5月24日(日)より、拙著『海外で英語をモノにする人、できない人』(マイナビ)が発売されました!
自身でも初の電子書籍です。海外にいらっしゃる方でもすぐにダウンロードが可能です。

海外で英語をモノにする人、できな人には、一体、どんな違いがあるのでしょうか?実は、モノにする人、できない人にはそれぞれ共通の思考、行動パターンがあるのです。本書では、海外で英語をモノするためのノウハウを解説しています。これから留学される方、検討している方、現在留学中の方に是非一読をお勧めします!

ちなみに、もうひとつ。
こちらは予告ですが、7月に業界初の『留学生に特化した就活本』も出版されることになりました。
私が普段、留学生の就職支援をしていて思うことは、せっかく海外でいい力を身に付けているにも関わらず、自分でその力を認識できていなかったり、言葉で表現できない勿体ない留学生が多いということです。

そこで、帰国後の就活を見据えて、留学前、留学中、帰国後というフェーズごとに、どんなことをやっておけばいいのか、また帰国後の就活で“うまくいっている人”と“うまくいってない人”にどんな違いがあるのか、などわかり易く解説しました。

せっかくの留学を、帰国後の就活現場で如何なく力を発揮したい方は、是非お読みください!こちらもお勧めです!ちなみに、こちらは一般の書籍になるので、書店に並ぶ予定です。

 

さて、今回は、「これを知らずに留学すると恥をかく!」ということについてでしたね。

さっそく始めましょう!

実はこれから述べることは、ほとんどの留学生は留学先で気づくことが多いんです。でも、これを読んでくれている意識の高い読者の方には、日本にいらっしゃるうちから、ぜひこれらを知っていただき、準備しておくことをオススメします。必ず役立ちます。

さぁ、『知らないと恥をかく!』って、それは一体何だと思いますか?
英単語ですか?フレーズですか?確かにこれらも重要ですね。でも、留学生の感想の中で共通するものとはちょっと違います。

私は、多くの留学生から次のようなことをよく聞かされます。「留学してみて、初めて自分が、いかに●●について知らない、ということ気づかされた」

はい。それでは勿体ぶらずに答えを述べます。
それは日本です。日本について、なのです。

さぁ、これを聞いてどう思いますか?「日本についてなら充分知っているよ!」なんて思った人もいるかもしれませんね。あるいは、これだけではピンとこない人もいるかもしれません。

実は、海外に行くと、想像以上に日本についてよく聞かれるのです。それは授業の中であったり、何気ない友人との会話の中であったり。聞かれることで多いのは、日本の言語、習慣、宗教、経済や社会問題と実にさまざまです。多くの日本人留学生は、外国に出ると、改めて日本について知らない自分に気づくんです。

「わたしってこんなに日本について知らなかったのか!」と。
大概の日本人留学生はこう思うものです。

たとえば、留学先で友人から、
「What are the national holidays in Japan ?」と聞かれたら、何と答えますか?
(日本にはどんな国民の休日があるの?)

また、なぜその日が休日なのか英語で説明できますか?
仮に“体育の日(Health-Sports Day)”を挙げたとしますね。そこで相手から、「なんでその日が休日なの?」といわれたら何と答えますか?

あるいは、「What is the population of Japan?」
(日本にはどれくらいの人が住んでいますか?)と聞かれたら?

意外とすぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。日本で生活をしていると、日本のことについて、あらためて考えることも少ないからです。
実際、日本に関しての事なら、日本語では答えられることであっても、外国語では説明できないため、答えられないケースもあると思います。しかし、語学力不足の理由から答えられないケースであっても、相手からすると、自分の国についても知らない人だ、という印象を与えてしまうこともあるんです。

ですから、できれば、日本にいるうちから、ある程度、日本について説明できる表現などを覚えていくことをオススメします。また、それについての自分の意見も言えるようにしておけば、さらに良いと思います。

では、具体的に、日本について説明するといっても、何をどのように勉強すればいいのか、ピンと来ない人もいると思いますので、参考例を挙げておきましょう。

たとえば、書店にいくと、外国語で日本を紹介するような類の本もいろいろ出ていますね。 それを参考にしましょう。それらの本は、大概、外国人の方が日本について質問しそうな内容がまとまっています。実際に書店に足を運ばれ、ご自分に合った興味の持てそうな本を1冊購入してみましょう。そしてその本は留学先にも持参されることをお勧めします。必ず重宝しますよ。

これらの本は、気合を入れて勉強する必要はありませんが、本をめくってみて、ご自分が興味のある分野から勉強してみるのが良いでしょう。「なるほど~そうだったのかぁ」と思える内容であれば、自分自身も興味深く覚えることができるはずです。面白いことに、これらを勉強してみると、今まで知らなかった日本を知ることが出来ます(笑)そのような本は、意外と日本語で読んでみるだけでも面白いんですよ。 ぜひ、留学前には、日本についての勉強をしておかれることを提案したいと思います。

では次回は、語学を学ぶ適齢期について述べたいと思います。
今回はこのへんで!