こんにちは！ゆっきーです。
久しぶりの投稿です（笑）。
これから数回にわたって、『こんなはずじゃなかった！』にならないための留学をキャリアに結び付ける７つのポイントをお伝えしていきたいと思います。
これまで26年もの間、日々留学生と接している私から、留学を帰国後のキャリアに結び付けるためのとっておきの秘訣を述べていきたいと思います。
具体的には下記の７つのステップを順を追って解説しています。
１． まず、日本と日本の企業の動きを知ってから留学しよう！
２． 海外で身に付く力と企業が求める要素とは何か？
３． 留学生に対する企業の視点とは？
４． 「こんなはずじゃなかった！」にならないための秘訣とは？
５． 留学前にやるべきことは？
６． 留学中にやるべきことは？
７． 帰国後にやるべきことは？
いきなりですが、とある日の私のキャリアカウンセリング現場のエピソードを
ご紹介しましょう。
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女性29歳（Aさん）
留学先：カナダ・バンクーバー
留学経緯：大学4年時、周囲の流れに合わせて就職活動をし、メーカーに就職。ところが幼い頃からの留学の夢をあきらめきれずに、いつか留学したいと考え、日々すこしずつ留学資金を溜めた。その後、資金が溜まり、会社を辞めるというリスクもありながらも勇気を出し、辞表を提出。晴れて1年間の留学を果たし、夢を実現。
ところが、当初の目標であった語学力UPが自分の思い描いていたイメージよりも低く、自信を喪失してしまうが、ビザの期限もありそのまま帰国。その後、就職活動を開始すると共に、私のキャリアコンサルティングを受けることとなった。
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Aさんは、私の前の席に座るや否や、突然泣き出してしまいました。
私）どうしたのですか？
Aさん）私は学生時代からの留学の夢を果たすため、親の反対を押し切り、やっとの思いで1年間の留学を果たしたのですが、当初思い描いていた語学力には程遠いのです。私の留学は完全に失敗でした。
私は女性の気持ちを受け止めた上で、下記のように話しました。
私）それは悔しいですよね。相当な覚悟で留学したからこそ、そのような想いになったのでしょう。でも、これまで私は数多くの留学生と接していて思うことがあるのです。
それは、せっかく留学をして、本当はすばらしい能力や資質を身に付けているにも関わらず、残念なことに、自分がそれに気づいていない、自覚できていない留学生がいるということです。このような実に勿体ない留学生って多いんですね。もしかしたら、Aさんも同じように、自分では自覚できていない語学力以外の素晴らしい能力が身につているかもしれないので、それを見つけるために、一緒にAさんの1年間の留学生活を振り返ってみませんか？
Aさん）不安そうな表情で）は、はぁ。
その後私はAさんの留学生活を最初からヒヤリングし、海外で身に付けた力を一緒に確認していったのです。すると、想像していた通り、出てきたのです。海外で身に付いた素晴らしい力や成長が！
具体的にAさんが海外で身に付けた能力に関するフィードバックをしたところAさんはそれを確認し、徐々に元気を取り戻し、ようやく笑顔を私に見せてくれたのです。
その上で、その後の就活に関する様々なアドバイスをさせていただきました。コンサルティングの 最後には、自信を取り戻した表情で帰って行かれたのは言うまでもありません。
帰り際にAさんが私に言ってくれた言葉は今も忘れません。
Aさん）今日は本当にありがとうございました。今日の海外生活の振り返りで、留学で様々な力が身に付いていたことがしっかりと自覚ができ、留学生活を自信に変えることができました。それが分かり本当に良かったです。留学前には、海外では語学力を身に付けることしか頭になく、語学力以外に、こんなに自分を成長させる、あるいは企業が求める力が身につくとは夢にも思っていませんでした。・・・・ただ一つだけ心残りがあります。
私）ほー。それは何でしょう？
Aさん）今日、本橋さんから聞いたことを、留学前に聞きたかったです。留学前に海外でどんな力が身に付くかを知ることができたら、留学中にはその力を身に付けるためにどんなことにチャレンジすればいいのかをしっかりとplanningを立てて留学できたはずだからです。それができたなら、もっとさらに充実した留学生活が送れただろうと思えるからです。それが本当に残念です。
私）そうなんですね。
Aさん）ですから本橋さん、このようなお話は、ぜひこれから留学する方たちに話してあげてください！きっと充実した満足度の高い、しかも帰国後のキャリアにつながる留学が実現できると思います。
その後、自信を取り戻したAさんは早い段階で転職を果たせたことは言うまでもありません。
そういう意味では、留学前（留学中）のあなたにとって、これからお伝えする７つのステップを知って留学するのと、そうでないのとでは、留学の充実度がかなり違ってしまうはずです。
Aさんが語ってくれた、『留学の方に前に話してあげてください』という内容も含め、これからじっくりお伝えしていきます。楽しみにしていてくださいね。
ゆっきーでした！