こんにちは。ゆっきーです!
よく親しい間柄になると「言わなくとも相手はわかってくれるだろう」といった発想を抱きがちです。たとえば、夫婦や家族、恋人あるいは友人関係。人は、言わなくとも相手が自分の意向を察して期待に応えてくれると、自分を理解してくれていると感じ、安心します。
反対に、自分の期待に応えてくれないと、なぜ自分をわかってくれないのか、とばかり不機嫌になったり、その相手に対して 不信感を抱いたりします(笑)。確かに、誰でも以心伝心が成立したときは、何となく嬉しいものですが、それは決して相手に強要できるものではないはずです。
先の例のように、自分から物事を発信しないものの、相手が自分の思うような言動をとらないことに機嫌を損ねたり、不信感を抱くとしたら、それは、相手に対して「こうして欲しい」、「こうあるべきだ」という期待感や依存心を抱いているからであり、その相手に対する単なる甘えに過ぎません。よく夫婦間でも、「こんなこともわかってくれない。愛を感じない」と不平不満を洩らす人がいますが(苦笑)、それは相手に対して「求める心」から来ている言動であり、そう言った本人も、実は決して愛ある言動をしているとはいえない、ということになります。
なぜなら、愛は「与える」行為だからです。「求める」行為ではありませんね。相手に対する甘え・依存心から人間関係は崩れ始めるのではないでしょうか。
相手に求める心から人間関係は崩れる
さて今回は、留学中の問題に対する捉え方をご紹介したいと思います。
留学中、何かトラブルや問題が起きたときには、私は留学生にこんなことを認識するようアドバイスしています。それは・・・
「自分に解決できない問題は起こらない」ということです。
さて、これを聞いて、あなたはどう思いますか?「世の中、そんなに甘いもんじゃない!」と思った人もいるかもしれませんね。実際、私たちは、誰でも過去に大なり小なり問題の一つや二つ抱えた経験があると思います。でも、冷静に考えてみると、その過去に起きた問題が、今だに問題のまま残っていることってありますか?必ず何かしら解決しているか、あるいは、その問題自体、すでに自分を悩ます問題ではなくなっているのではないでしょうか。
つまり問題とは、いつまでも長くは続かないものであって、必ず解決する性質を持っているということです。この事実を知ったら、もう問題を恐れることはありません。問題は必ず消えていくものなのですから・・・
冒頭で述べた「自分に解決できない問題は起こらない」というのは、言い換えると、自分に解決できるからこそ、その現象がやってくるとも言えるのかもしれません。かりに大きな問題がやってきたとしたら、それは「自分にはそれを解決できる能力・器があるからこそやってきたんだ!」と、まず自分自身を肯定し、是非、前向きに取り組んで欲しいと思います。
それが解決したときには、きっと、ひと回りもふた回りも人間的に成長していることでしょう。「自分に解決できない問題は起こらない」ということは、ぜひ、頭の片隅に置いておいてください。こんな視点を持った上で問題に取り組むとき、自分の心の余裕度が全く違ってくるはずです。
問題が起こったら、これまでであれば、「さぁ、たいへん、どうしよう」と言っていたところを、その問題を、自分の器の大きさを証明してくれるキッカケとして捉え、「これから面白くなるぞ~」と思い切って言ってみましょう。その言葉が、自分を前向きな方向へと引っ張っていってくれるでしょう。
実は、問題とは、自分がそれを問題として捉えたときにのみ問題となりえるものでもあります。同じ事柄に対しても、ある人はそれを問題として捉え、別の人にとってみたら、それを問題として捉えていないケースがありますね。それが、このことを証明してくれています。
いずれにせよ、問題とは、必ず解決するものですから、ぜひ、前向きに乗り切って欲しいと思います。
今回のまとめです。
「問題は、いつまでも長くは続かない。必ず消えていくもの」
「自分に解決できない問題は起こらない」
「問題とは、自分がそれを問題として捉えたときにのみ問題となりえる」
「問題が起きたとき、“さぁ、たいへん”という発想から、“面白くなってきた!”と発想を転換してみる。」
今回は以上です。次回もお楽しみに!
ゆっきーより