【第14回】ホームステイに関して留学生が抱きやすい誤解

こんにちは!ゆっきーです。

まず一つお知らせがあります。

7月16日(木)に、仙台のNPO法人留学支援協会さんにて、私、本橋がセミナーを行います。

タイトルは、「帰国後の就活で上手くいく人、上手くいかない人」 です。

仙台周辺の方、是非ご参加ください!

詳細は下記のURLをご覧ください!

http://ryugaku-career.com/info/20150619/

 

さて、本題に入ります。

有意義なホームステイ体験をするためには、“留学前から”ホームステイに関する誤解を取り除いておかねばなりません。そこで今回は、ホームステイに関して留学生が抱きやすい誤解について2つほど取り上げたいと思います。題して事前に知っておきたいホームステイの現状と注意点」という内容について述べてみたいと思います。

さて、あなたは“ホームステイ”と聞いてどんな場面をイメージしますか?
ここで、1分間、想像してみてください。

・・・・

イメージができましたか?
実際、これまでホームステイを体験したことがない人にとっては、次のような場面を想像した人もいたかと思います。「白人家庭で、家族構成は、ホストファザーとホストマザー、そして子供たち。毎日、彼らに囲まれて楽しそうに食事をしている姿・・・」

いかがでしょうか?これは旅行や留学パンフレットなどでイメージ写真としてよく使われるホームステイのワンシーンですね。わたしのこれまでのカウンセリング経験から言うと、留学前の方のほぼ8割以上の人がこのように想像しています。実際、私もその一人でしたが・・・(笑)

確かに、パンフレットの写真に使われているようなホームステイ先があるのは事実です。嘘でも誇大表現でもありません。しかし、“すべての”ホスト先がこのようなケースとはかぎりません。そこでまずは、ホストファミリーの家族構成からお話しましょう。

 

実際のホスト先で、わりと多い家族構成はシングルマザーと子供だったり、ホストマザーだけだったり。あるいはホストファザーのみ。リタイヤした老夫婦家族や、おじいちゃん一人、 おばあちゃん一人だけなんてこともあるのです。“ホストファミリー”という言葉から想像すると、“ファミリー”というだけに、必ず数人の家族構成がいるものだと思いがちです。しかし、実状としては、ホスト先によっては、 一人暮らしなんてこともあるのですね。

つまり、家族構成上の人数にかかわりなく、留学生の受け入れ先を“ホストファミリー”と呼んでいる、というニュアンスに近いと思います。現在では前述したような家族構成のファミリーは増えています。イメージ写真のような、「両親がいて、子供がいて」というファミリーだけではないんです。すると、留学生によっては、イメージしていたファミリーの家族構成とあまりにも異なるため、別のホスト先に変更を依頼するというケースがあるんです。両親が揃っていて、子供がいる家庭が良いと!

でもですね、そのように希望される方は、海外での一般家庭の生活状況を、つまり、海外ではどんな家族構成が多いのかを含めて、もっと事前に理解しておく必要があるかもしれません。

かりに、お父さんお母さんと子供が揃っているホスト先だからといっても、そのホスト先が自分に合う良いファミリーか否かは別問題なんです。反対に上記に挙げたいくつかタイプのファミリーが、たいへん親切に接してくれて、帰国後もずっとコンタクトをとっている生徒さんもたくさんいるんですね。ですから、一緒に生活をはじめ、どうしても性格的に合わないというケースなら話は別ですが、ホスト先の家族構成の理由から変更の依頼をすることは、あまり良いことではありませんし、一種の偏見として扱われるケースもあるかもしれません。

ただし、もし、若い女性の留学生が、ホストファザーのみの家庭に割り当てられた場合は、常識的に考えてもこの限りではありませんので、家族構成上の理由としての変更を依頼してもいいと思います。

今回は以上です。

次回はホスト先の人種について触れたいと思います。

ゆっきーでした。