【第11回】語学を学ぶ適齢期について

こんにちは!ゆっきーです。

 今日から6月ですね。

先週末に、7月初旬に発売される予定の新しい著書、
『留学・キャリアコンサルタントが教える 留学帰国者の就活「就職できない! こんなはずじゃなかった!」をなくす本』(本の泉社)の初稿が届きました。

原稿を読み返してみると、改めて内容の濃いものになったと思います。学生、社会人問わず、「就活を控えている方」、「帰国後の就活が不安な方」、「帰国後の就活を見据えた留学をするには留学前からどんなことをすればいいのか?を知りたい方」には是非一読をお勧めしたいと思います。

 

さて今回は、「語学を学ぶ適齢期」についてお話したいと思います。
しばしば「英語は勉強したいけれども、もう年齢が年齢だから、これから英語を勉強したって遅いんじゃないか。若い人のように吸収できないのではないか・・・」というようなご質問をいただきます。この類のご相談はわりと多いんです。

今回の内容を読んだら、語学習得においては、もう年齢での言い訳はできなくなりますので覚悟して読んでくださいね(笑)

さぁ、あなたは「語学を学ぶ適齢期」についてどう思いますか?確かに、年配の方とお話をしていると、「最近物忘れが多くて・・・」という言葉もよく聞きますし、年齢によっては、語学を勉強するにしても、なかなかはかどらないのではないかと考えたくもなりますよね。実は、このテーマに関することが、以前、日経新聞に掲載されたことがあるんです。

その記事によると、「語学に関する学習能力は、18才の青年と50才のおじさんに違いはない」のだそうです。ネイティブ並みの言語を獲得するのには、7才以下であれば完璧な現地語を話すようになるそうですが、15才以上は大差はないそうなんです。

「本当に?」と思いたくなる内容ではありませんか?人間の脳は、神経細胞のつなぎ目、思考の回路の接点(シナプス)が3才、4才までに猛烈に増え、その後、15才を過ぎると、ほぼ一定のまま学習能力は変わらないとのことです。WEB版の「ニューヨークタイムズ」のカテゴリーのScienceの箇所でも同じような内容の記事を読んだことがあります。なかなか勇気づけられる内容ではありませんか?

この事実を知った人は、「もうこの歳じゃ、忘れっぽくて、とても語学を学ぶ気になれないよ!」 なんて言い訳ができなくなってしまったわけです(笑)

現在、脳に関する研究もどんどん進んでいるので、これからもっともっと私たちにとって、勇気付けられる研究結果が期待できるようになると思います。私たちは普段、“思い込み”から、自身の可能性を否定したり、行動を諦めてしまうことがあると思うんです。しかし、それはとてももったいないことですよね。

今回、私がみなさんに力説したいことは、何歳からでも、「語学の勉強を始めたい!」と思った瞬間が、その人にとってのベストのタイミングだということです。決して何かを始めることに“遅い”ということはない、ことを忘れないでくださいね。何事でも前向きに挑戦してほしいと思います。「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」で、物事は動きます。決めるのは『あなた』です!自分自身の心のサインに耳を傾け、行動に起こしましょう!

次回は、多くの留学生にとって関心の高い、“ホームステイ”について述べたいと思います。では今回はこの辺で!

ゆっきーより