【第53回目】 人は同じ環境にいても見ている景色が違っている!(意識の魔力)

こんにちは。ゆっきーです。

先日、共感できる、とてもいいお話を伺う機会がありました。 それは、「大変(たいへん)」についてです。一般的に、「大変」と聞くと、何か少しネガティブな意味を含んだ表現のようにも思えますね。

ところが、その方は、次のようなお話をされてました。「たいへん」という漢字は、どんな文字で成り立っているかというと、”大”と”変”です。つまり、大(おおきく)、変(かわる)と書いて、大変という文字になっているというのです。

 

今、自分が大変な状況の中にいるときは、実は、自分が大きく変わるときでもあるというのです。言葉を変えると、自分が大きく変わるための必要条件 とも言えるわけです(笑)。とても勇気付けられる言葉ではありませんか?

大変な状況を、決してマイナスに捉える必要はなく、むしろ、自分が大きく変われる絶好の機会だとプラスに捉えることもできるわけです。確かに人は、何も問題なく順調なときよりも、何かトラブルや問題があったときのほうが、より成長しているようにも思えます。大変な状況になったら、こんなことを思い出してみるといいかもしれませんね。

 

さて今回は、「意識の魔力」についてお話します。
これを実行すれば、留学中の行動が、即、違ってくるという、たいへん便利で、効果のあるお話です。「意識の魔力」というと、人によっては、ちょっと怪しく聞えるかもしれませんね(笑)でもそうではありません。

実は、留学で成功している人は、必ずといって良いほど、この「意識の魔力」を上手く利用しているのです。実際、自分で使っていることに気づいていない人も多いのですが…
いずれにしましても、留学前にこの内容を知って参加する人と、そうでない人は、同じ留学期間であっても、結果が数ヶ月~1年分違ってきますので、じっくりお読みくださいね。それでは最初に、意識のなせるワザの例を一つ紹介しましょう。

普段、私たちは、何気なく目に入っているものでも、意外と気づかないことってあるんです。しかし、自分が「何か」を意識した途端に、それが『パッ』と見え始めるという、摩訶不思議な現象があるんですね(笑)。

 

たとえば、こんな具合です。ここに友達同士のAさんとBさんがいるとします。Aさんは、海外や留学には全く興味がない人とします。一方、Bさんはこれから留学に参加する人だとします。ある日、この二人が人の多い都心へショッピングへ出かけました。ここで面白いことが分ります。それは、同じ空間にいるのに、二人の見えている景色が違っている、ということなんです。どのように違うのでしょうか。

留学予定のBさんは、人ごみの中にいる外国人が頻繁に目に入ってきます。一方、海外に関心がないAさんは、たまには外国人が目につくことはありますが、それほど目に入ってきません。外国人がいても気づかないことさえあるのですね。なぜ、このような現象が起こるのでしょう。

理由は、Bさんは、自分が留学を予定しているため、意識の中で、「留学」ということが、強くインプットされているからです。すると、脳が勝手に反応し、海外や留学に関連した情報に敏感になってしまうのです。つまり、上の例で言えば、外国人がよく目につくことになります。本人はあまり意識することなく・・・さらに、Bさんはこう思っているかもしれません。「あれ?最近、外国人が増えた?」と。(笑)

これは冗談ではないんです。実際、一昔前に比べ、日本に外国人が増えていることは確かなんですが、Bさんの気づきというのは、そういったことではないのです。同じ空間の中で、同じ景色を見ているはずのAさんはそのように感じてないのですから…

実は、これが意識のなせる力です。それをわたしは、「意識の魔力」と呼んでいます。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、これはスゴイことなのですよ。そこで、この意識の力を留学中にも応用してみましょう、というのが今回のテーマであり、私からの提案なんです。

具体的にどのように応用するかを次回お話します。

お楽しみに!