【第50回目】海外インターンシップについて知っておきたいこと(その3)

こんにちは。ゆっきーです。

さて、前回の続きです!インターンシップについては今回で最後です。

  • 海外インターンシップで、結局、希望の職種に就けなかった!

ということについて解説しましょう。これは前回述べたように、インターンシップは、インターン先企業の主導型プログラムだということを思い出してください。つまり、当初、受け入れを予定していた希望職種の会社が、都合により受け入れが出来なくなった、取りやめたなんてこともあり得るわけです。

その場合、もし、同職種で他に受け入れを募集している会社がない場合、当然、その職種のインターンは出来なくなることになります。そこで、留学業者はその予防策として、万が一に備え、留学生にインターン先の希望職種を2つ、3つ聞いておくのです。仮に、第一希望の職種でのインターンが出来ない場合であっても、他の職種を2、3聞いていれば、その中から受け入れが可能となる確率が高くなるからです。
ですが、その2、3希望を聞いた職種の中にもインターン先がない場合もあることを忘れてはなりません。そんなときも、結局、希望職種に就けないということになるのです。

いかがでしょうか?このようにインターンシップというのは、あくまでもインターン先の企業の雇用状況で左右されるということを理解しましょう。
なお、インターン先によっては、「語学力が不要」だとか、「希望の職種で絶対に働ける」という業者もあるかもしれません。そのケースとして考えられることは、「英語力が不要」という場合は、日系企業ですべて日本語オンリーな環境であったり、「希望の職種で絶対に働ける」というのであれば、それは、あらかじめ業種を絞っていて、インターン先とのパイプが強い場合はあり得るかもしれません。

いずれにせよ、インターンシップは留学業者側にとっても、ある意味、扱いにくいプログラムなんです。一般的にインターン先の雇用事情に関して、留学業者がどうこうできるものではないからです。そのため、留学カウンセラーもインターンシップに関する説明の際には、誤解があってはならないと慎重に説明してくれるのが普通です。インターンシップに関する良い面しか触れず、何でも希望通りに参加できる、というニュアンスの説明をされたら、その留学カウンセラーの言葉には注意が必要です。

これまで3回にわたり、インターンシップに関する注意点を述べてまいりましたが、やはり、インターンシップは、学んだ語学力を使いながら、海外でのワーキング体験という貴重な経験を積むことができる、たいへん魅力的なプログラムであることは確かです。そんな有意義な体験をしていただくためにも、あらかじめプログラムの性質を、充分認識して参加されることをオススメします。

事前に理解しておかなければならいこと知らずに参加してしまうと「日本ではこんなことは聞いていなかった!」「こんなはずじゃなかった」などのトラブルの可能性もあるからです。
あくまでも職種にあまりこだわることなく、自分の学んだ語学力を実践の場で試す意味で、ワーキング体験にチャレンジしてみたい!という方にはぜひ、積極的にチャレンジしてもらいたいと思います。

以上、語学研修+インターンシッププログラムの解説でした。

それではまた!               ゆっきーでした!