【第34回目】留学先では“恥をかいてナンボ”の世界?!

こんにちは!ゆっきーです。

 

まず最初にお知らせです!

拙著「留学帰国者の就活」(本の泉社)が増刷になりました!たいへん嬉しく思います。まだお読みになっていない方は是非一読をお勧めします。
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下記のページに、この本を書こうと思ったきっかけや、特に一読をお勧めしたい方を書いています。参考にしてみてください。


http://ryugaku-career.com/info/20160316/

 

さて今回は、「留学先では“恥をかいてナンボ”の世界」ということについて述べたいと思います。

わたしは、留学先で“恥をかく”ことは、ある意味、その人にとってのレベルを向上させる一つの機会であり、良薬だと思っております。 事実、私自身の留学経験も含め、これまで関わった留学生の帰国後の話によると、“恥をかいた”ことがきっかけで、その後の行動が変り、事態が好転したということをよく聞きます。

確かに、そのときは、“メンツ丸つぶれ”なんてこともあるのですが、それは後になってみると、良い経験や結果につながったりするのですね。実は、人にとって、これは実に理に適っているのです。人間は本能的に苦痛を逃れたいという強い欲求があります。そのため、“恥をかく”ことで、どんな人でも苦痛を感じますね。すると、その苦痛から逃れたいという欲求が自然と湧き上がってくるのです。しかもそれは相当に強力なエネルギーとなって(笑)。

そんなエネルギーを有効活用しない手はありません。だからといって、ここで私は、何でもかんでも、わざと恥をかけばいいと言っているのではありませんよ!そうではなくて、留学では、恥をかくリスクを避けてしまうと、それを恐れるあまり、もっと自分にとっての大きなリスク、すなわち、“行動を起こせなくなるリスク”にハマッてしまう、という問題提起をしたいのです。

たとえば、言葉の問題に関して言えば、「間違った表現をしたら恥をかくかもしれない・・」と恐れ積極的に会話をしなかったり、「自分の考え方が批判されるのが恥ずかしい」と恐れ、クラス内で発言をしなかったり・・・

実は、留学生にとって行動を起こせなくなるリスクのほうが、自分自身の成長には、明らかにマイナスになるのです。つまり、恥をかくことを恐れるあまり、無意識に自分の行動に制約を課してしまう。

留学は、自分にとって都合がいいことも、都合が悪いことも含め、体験したもの勝ちだと思います。それら両方の体験が、後々、かけがえのない財産になるのです。つまり、何事にもチャレンジをする人、行動する人が、より多くの体験をし、貴重な財産を持ち帰ることになります。

留学中はカッコつけることはありません。帰国後、いくらでもカッコつければ良いだけの話です(笑)「恥ずかしい」という名のブレーキに置いている足を、少しだけ外してください。それだけでスルスル前へ進めます。今はオートマチック車の時代なのですから(笑)。決して、恥をかくことをマイナスに捉えないでくださいね。むしろ、「恥をかいてナンボ」くらいの気構えを持ち、ダイナミックに何事にも挑戦してください。

最後に大切な事実をお知らせいたします。
「留学では、“恥をかく”ことを恐れない人ほど成功している、結果を出している」ということです。この事実を、常に忘れないでくださいね。それでは、次回お会いしましょう!

ゆっきーより