【第19回】留学先の「激安校」や「格安校」について

こんにちは。ゆっきーです!

今や海外では、さまざまな分野で活躍している日本人は増えてきています。とても勇気づけられることですよね。その人達が、突出した才能の持ち主だということは言うまでもありません。つまり、自分の才能にいち早く気づき、その才能をさらに開花させた人達だと言えると思います。

ところで、自分の才能はどのように見つければいいのでしょう?実は、自分の才能の簡単な見つけ方ってあるんです。それを一つご紹介したいと思います。

才能とは、自分にとって当たり前に出来ることで、かつ、人から褒められたり、驚かれたり、感謝されたりすることの中に、ヒントが隠されているのです。たとえば、過去に人から言われたことに対して、「え?そんなこと?私にとっては苦労することなく、当たり前に出来てしまうことだし、そこまで感謝されるとは思わなかった」というようなことはありませんでしたか?それがつまり、あなたの才能、もしくは才能に関連することです。

ところが、普段、自分が当たり前に出来てしまうことは、自分自身ではあまりそれに対して価値があることに気付けません。でも、他人からしたら、それが、めちゃくちゃ価値あるスゴイことだったりするのですね。

自分の才能を見つけたい方は、自分が苦労することなく、当たり前にできることの中で、人からよく褒められたことや驚かれたこと、感謝されたことの中から探してみてください。子供の頃から現在までを振り返ってみても良いと思います。きっと自分では気づかなかった新たな発見があるはずです。

人はとかく、いい事を言われたことよりも、悪いことを言われたときのほうがよく覚えているものです。そのため、良いことのほうは聞き流してしまったり、忘れてしまいやすいので注意しましょう(笑)。

これからは、人との何気ない会話からも、その点を意識してよく聞いてみるといいと思います。自分に関することで何か大発見があるかもしれませんよ!

さて、今回は、留学先の『激安校』『格安校』について触れてみたいと思います!これから留学を考えている方にとって、『激安校』とか『格安校』という表現は、とても魅力がある言葉だと思います。

そりゃ当然ですよね。多くの留学生にとっては、決まった予算の中からやりくりを考えていかなければならないのですから。誰でも留学にかかるコスト面の配分には慎重になるはずです。ですから、「できるだけ安く・・・」という発想自体は決して間違いではないと思います。

しかし、これから『激安校』『格安校』を選ぼうとするのであれば、

  • 授業の質
  • 学校の施設やサービスの質
  • 生徒の質

これら3点に過大な期待を抱くことは禁物です。むしろ、何か不満があっても仕方がない、というくらいの覚悟がない方には、『激安校』『格安校』をおすすめできません。
相当に自立心・独立心旺盛の方で、自分から何でも前向きに行動出来る方であれば、そのような学校でも何とかやっていけるでしょう。

一般的に、『激安校』や『格安校』といわれる語学学校の場合であれば、授業はテキストなし、プリントのみだとか、日によって授業が早めに終わってしまうことや、先生の遅刻などは日常、あり得ることです。また、『激安校』や『格安校』の中には、外国人が学生ビザをとるために存在しているような学校もあるのです。そのような学校の場合、まじめに語学を学ぼうとする留学生が集まるのではなく、長期滞在目的のビザが欲しい人達がその学校に名目上、学生として入学するということです。そんなことも、『激安校』『格安校』の学校側も、暗黙に了解していたりします。

ロサンゼルスで留学関連の仕事をしている私の知人によると、『激安校』『格安校』も、ランクが上、中、下に分かれるのだそうです。『上』とは、料金が安い割には、その中でもまぁまぁのプログラムを提供している学校、『中』は、『上』よりは質は劣るが、それなりに授業等も行われている学校、そして、『下』とは勉強する雰囲気とはほど遠い学校、どうしようもない学校のことだそうです。
料金の安さのみに関心がある、とくに低予算派の留学生によっては、そのようなランクの学校があることを考えずに、ただ単に見た目の安さだけで学校を選ぶ人もいるでしょう。そこで、ここでは学校選びの基準の一つをご紹介したいと思います。

それは、その学校が、国や任意団体の認定校かどうかです。安い学校を探すのであれば、なるべく国や任意団体の認定校の中から選ぶのが無難です。認定校の中でも比較的料金が安い学校はあります。通常、認定校かどうかは、それぞれの学校のパンフレットやウェブサイトに記載されているはずです。

たとえば、国別の認定組織の一例を挙げると、

イギリス

British Council 、ENGLISH UK

アメリカ

ACCET、AAIEP

カナダ

CAPLS

オーストラリア

NEAS

ニュージーランド

NZQA

参照:『語学留学指南』(ナカニシヤ出版)国別留学ミニ情報(P25~P33)

認定校でない、『激安校』や『格安校』は、特に先生や授業の質、学校内の環境、雰囲気などに注意が必要です。(但し、出来て間もない学校の場合は、まだ認定されていないケースもあります。その場合は、留学カウンセラーや専門家の意見も参考にしてください)

私は、留学は教育プログラムであると考えております。ですから、あまり留学に関して『激安』だとか『格安』だとかいう表現は正直、好きではありません。ある程度の環境内で、適切な教育を受けるには、どうしてもそれなりのお金がかかると思っているからです。

日本の学校や教育プログラムを選ぶときに、“安さ”だけで選ぶでしょうか?もちろん、ある程度の価格的な考慮はされるでしょうが、プログラムの質や内容、評判、知名度などもしっかり見極めるはずです。その発想は、日本であろうが海外であろうが一緒です。

以上の点を踏まえて、『激安校』『格安校』という言葉にあまり惑わされずに、慎重に選びましょう!留学カウンセラーなどとも良く相談し、現地の学校の状況を把握した上で選んでくださいね。『安かろう、悪かろう』では、留学中の学校生活の中において、精神的にもストレスが溜まりますし、あなたの留学の充実度が半減してしまいますので、くれぐれもご注意をしてください。

今回は以上です。次回は、「留学の成功とは?」について述べたいと思います。お楽しみに!ではまたお会いしましょう!

ゆっきーでした!