【第81回目】《ステップ7》帰国後にやるべきことは?

こんにちは!ゆっきーです。

いよいよ最後のステップです。帰国後にやるべきこと、についてです。

帰国後にまず一番最初にやってもらいたい作業があります。それは海外生活の振り返りです。海外で身に付けた能力を棚卸することです。棚卸するということは、単に頭の中で振り返るだけでなく、
大切なことは、『言語化』する作業のことを言います。

 

私が普段、留学帰国者と接していてとても残念に思うことは、海外生活でせっかく素晴らしい能力、資質を身に付けているにも関わらず、自分自身がまったくそれらに自覚できていない点なのです。

私は仕事柄、留学帰国者のカウンセリングをするときには、必ず、その留学生の海外生活の物語を確認します。留学当初から留学中、留学帰国直前までの物語を振り返ってもらうのです。そうすると、その人の留学中の気持ちのアップダウン、モチベーションの状態に注目します。

なぜか?実は、そこに、その留学生の「強み」「弱み」「成長」が顕著に表れるからなのです。具体的にいうと、

●モチベーションが低いところから上がる瞬間➡『強み』『成長』が見えてくる

 

●モチベーションが高いところから下がる瞬間➡『弱み』が見えてくる。

 

そこに注目しています。その状況を人事に伝わりやすい言葉へ言語化していくわけです。帰国後の企業面接の場面では、留学中にどんな力を身に付けたかはよく聞かれます。そのときに、自分の言葉で「強み」や「成長」について明確に返答できなければ、当然、面接の担当官からは、「この人は海外には単に遊びに行っただけか?」「仕事をしたくないから海外へ逃げただけ?」と思われてしまはずです。

 留学帰国者の多くは、その手の質問に関しては、大概、語学力までは言えるのですが、その他はとても漠然としています。今の時代、留学をしてきて、語学力だけもアピールでは弱いでしょう。語学力以外もしっかり応えられるよう準備しておいてください。要するに言語化しておく。

 
自分の強みや成長の言語化の際の注意事項としては、決して他人と比較しないことあくまでも留学前の自分と比較をすることが大切です。もともとベースの違う他人と比較をすることはナンセンスです。

 自分の海外生活を振り返り、言語化する作業をすることで、留学生生活が自信にわかります。多くの留学帰国者はほとんどといっていいほど、この作業を飛ばして、いきなり就活を始めてしまいます。留学生活が自信に変わらない限り、自信をもって就活には臨めないでしょう。就活の開始は、必ずこの海外生活での自分の能力の言語化を行った後にすることをお勧めします。

 
もし自分ひとりで成長の言語化をするのに不安な方や自信のない方は、弊社が行っている就職サポートをご利用ください。帰国後からのサポートもありますので、言語化はもちろん、そのあとの、就活支援を含めてしっかりマンツーマンでサポートしています。こちらは弊社の主力のサポートサービスであり、本格的な弊社の就職サポートサービスです。

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 さて、いかがでしたでしょうか?

 

あなたの留学を帰国後の就活に生かすための7つのステップをお伝えしてきました。
大げさに聞こえるかもしれませんが、これらのステップを留学前に知って留学するのとそうでないとでは、留学生活の充実度はかなり違ってくるはずです。

できれば、1回だけではなく、留学中にも何度も読み直してみてください。そうすることで、読むたびに、感じ方や気づきの内容が違ってくるはずです。実際に海外生活をしているため実感として理解できるためです。

 
もちろん、これらの7つのステップだけで、あなたの留学をキャリアに結び付かせる保証があるわけではありません。この内容だけでは限界があるからです。その意味でも、もし余裕があれば、拙著【留学帰国者の就活】も併用して繰り返しお読みいただくことを強くお勧めしたいと思います。

なかなか書店では入手しづらくなっているようですので、あなたが大学生であれば、ご自分の大学の図書館や国際センターで確認されるか、社会人の方であれば、Amazonですと入手しやすいと思います。

また、今後、留学前、留学中、帰国後に亘って、キャリアのこと、就活のこと、あるいは就職サポートをご希望されたい場合には、留学生に精通したプロのキャリアコンサルタントがお力になりますので、まずは、お気軽にお問合せください。

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頑張ってください!

ゆっきーでした!